「第7回 福岡カナダ協会 カナダ訪問団」のご報告

カナダ訪問団が4年ぶりにカナダへ訪問しました。写真①

10月6日~13日、貫会長を団長として、総勢29名の訪問団がカナダ東部を訪問。第7回目の訪問となる今回は、いま一度原点に立ち帰り、カナダという国を更に深く知るということをテーマにカナダに向かいます。

 

写真②

 

当初から、台風18号の影響によって開催自体が危ぶまれましたが、成田空港経由でカナダに向けて出発し、初日、フランス情緒の香り高いケベック・シティに何とか到着しました。いよいよ訪問活動の始まりです。

写真③写真④

 

 

 

 

 

写真⑦2日目。ケベック州政府、歴史研究家及び世界遺産都市機構による説明会が開催されました。カナダやケベック州の歴史・文化の紹介にはじまり、特に歴史研究家の講演では、カナダ建国における英仏の戦いの歴史、ケベック州の公用語がフランス語である由縁、フランス文化を色濃く残すこととなった背景など、今後のカナダ各地への訪問に先立って、興味ある内容をお聴きすることができました。

写真⑤写真⑥

 

 

 

 

 

3日目。ケベック・シティからカナダの首都、オタワに移動しました。写真⑩国会議事堂や歴史博物館への視察のあと、カナダ連邦政府の外務省へ表敬訪問を行いました。在福岡カナダ名誉領事である鎌田名誉領事、福岡カナダ協会の貫会長・明石理事が、政府要人の方々と日本とカナダの交流などに関して、活発な意見交換を行いました。

 

 

写真⑧写真⑨ところで、帰国後の10月22日、カナダ国会議事堂等で発砲事件が発生し、現地映像がニュースで流れましたが、見学先や宿泊ホテル近くの訪れたばかりのところであったために、とても驚きました。

 

 

4日目。初日からの台風による困難に立ち向かい、固い絆で結ばれた訪問団でしたが、日を重ねるごとに、団員同士の親睦が深まっています。

写真⑫写真⑪オタワを後にして、カナダ最大の都市トロントに到着。トロントのシンボル、CNタワーに昇りました。ガラス張りの床に足が竦みましたが、オンタリオ湖やトロント市街のパノラマを堪能しました。隣にあるロジャース・センターは世界初の可動式開閉式ドームです。ヤフオクドーム建設に当たって参考とされたようです。トロント・ブルージェイズ本拠地としても知られており、元ホークス川崎選手もホームグラウンドとして活躍しました。残念ながらポストシーズンへ進出しておらず、観戦の機会はありませんでした。

 

写真⑬夜はオンタリオ州・在留邦人の皆さま写真⑭との交流会を開催しました。見事な英語スピーチによる貫会長からの主催者挨拶を皮切りに、オンタリオ州経済担当相であるデュグイ大臣、トロント福岡県人会の冨永会長、在トロント日本国総領事館の中山総領事の皆さまから、カナダと日本・福岡との交流促進の重要性や関係強化に向けて、心温まるご挨拶を頂き、鎌田名誉領事の乾杯ご発声で懇談の場へと移りました。

写真⑮写真⑯写真⑰

 

 

 

 

 

会場ではカナダでご活躍中の在写真⑱写真⑲留邦人の皆さまとの輪が広がり、カナダにまつわる盛り沢山の話題、日本での思い出話など、活発な交流が図られました。
あっという間に時が過ぎ、明石理事からの万歳三唱で締めていただきました。
お忙しいなか、ご参加いただいたカナダの皆さま、誠にありがとうございました。

 

写真⑳写真⑳-15日目。午前中、オンタリオ州及びジェトロによるエネルギー、産業、投資・貿易の説明会が開催されました。オンタリオ州政府の経済担当省からは「オンタリオ州における投資」、同州エネルギー省からは「オンタリオ州の電力システム」、ジェトロ・トロント事務所からは「日加間の貿易・投資について」、資料をもとに説明を受けました。参加者からの数多くの専門的な質疑がなされ、
オンタリオ州政府及びジェトロの担当者から、ひとつひとつ
丁寧なご回答をいただき、活発な意見交換が可能となりました。

 

写真⑳-36日目。前日にナイアガラに移動し、週末の休日はナイアガラ視察です。世界3大瀑布のひとつ、ナイアガラの滝を目の当たりにしました。特に、ホーンブラワー号に乗船し、滝に近づくと、全身に飛沫が降り注ぎます。ナイアガラ川はアメリカとの国境になっており、壮大なアメリカ滝とカナダ滝のふたつの滝を眺めることができます。

写真⑳-2その後は下流に向かい、150万kWの発電出力を持つサー・アダム・ベック水力発電所を視察し、自然のスケールに唖然とするばかりです。午後にはナイアガラオンザレイクに向かいます。

 

 

写真⑳-4

写真⑳-5

 アッパーカナダ(オンタリオ州)最初の総督官邸が置かれた場所であり、イギリス風の歴史ある建物が現存する小さな街で、近郊にはブドウ畑が広がりカナダ最大のワイン生産地として有名です。

 

 

7日目。いよいよ帰国の途に就きます。早朝、トロント空港で搭乗手続きを行い、シカゴ経由で成田空港に向かいます。しかし、出発に引き続き台風19号が日本に近づいており、またしても影響を受けそうな状況です。

8日目。午後、成田空港に到着。出発(成田空港)と着陸(福岡空港)のタイミングでは、台風は関西地区に位置することとなり、無事に福岡空港に到着することが出来ました。

 

写真⑳-6訪問団の皆さまのご協力のもと、当初予定通りにカナダ訪問を実施することができました。

ご協力いただきました全ての関係者の皆さま、大変ありがとうございます。

2年後もカナダ訪問を実施いたしますので、多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

 

 

 

  • アクセス
  • リンク
  • メイプル通信